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本当にこわい!白アリ!!②

小さな小さなアリですが、

あなたの自宅を少しずつ大胆に蝕していき、害していきます。

 

今、被害が拡大しているのは外来種のアリです。そのアリは、恐るべき生命力で繁殖を続けていきます。シロアリが活発になる今の時期、シロアリを発見するにも適した季節です。

もしも、白アリを見つけたら?!

●もしも白アリを見つけたら

観察の結果、もし白アリをみつけたら専門業者さんに相談しましょう。

白アリ対策は

◎定期点検を行う(点検の行いやすい家の構造であることも大切です)

◎床下を温めないこと、床下や庭に木材を置かない

◎薬剤による防蟻処理 などがあります。

※防蟻処理の薬剤には様々なものが使われています。防蟻処理を行う際は、薬剤がい

家・人に無害か、効果はいつまで続くのかなどを確認しましょう。

 

【白アリ豆知識】

『シロアリ』という名前ですが、実はシロアリは系統的にはゴキブリの近縁です!(アリは蜂の近縁です)

その歴史は非常に古く、古生代石炭紀頃に共通の祖先から分化した昆虫です。

白アリの被害は、木材を加害するだけでなく、コンクリート、プラスチック、ゴム、鉛などにも加害された例もあります。

白アリは乾燥に弱く、巣や加害部は常にしめっている必要がありますが、例えばイエシロアリは、水分をとって蟻道から運び、湿らしながら加害するので、家屋の被害は家全体にまで及んでしまいます。

また白アリは寒さに弱いですが、冬眠できず、寒い冬でも弱々しく活動しています。

 

●建築基準法に定められた防蟻・防虫処理ではきかない?

「建築基準法」のもと定められた「建築基準法施工規則」では、『建物の耐久性を確保するためには、構造上主要な部分である部材の地面1mいないへの防蟻・防腐処理が必要』となっていますが、この措置では地中から家屋に侵入してくる白アリには効果があっても、羽アリとして、あらゆるところから家屋に侵入してくる白アリにはあまり効果が期待できません。

冒頭で‘今や白アリの被害額は3800億円にも及ぶ’と述べましたが、それは建築基準法に定められた防蟻処理では、現在の日本の白アリ被害の現状とマッチしていないということなのかもしれません。

 

●人間には安全でも白アリには有害

今、ホウ酸塩での防蟻処理が注目されています。

ホウ酸は、私たちの身の回りのあらゆるところに存在しているものです。

例えば、自然界では鉱物や海水・淡水・土壌の中にも存在していますし、ホウ酸と塩基の中和によって生成する「ホウ酸塩」はコンタクトレンズの保存液に利用されています。また植物にとっては無いと枯れてしまう必須微量元素で、人間も植物(野菜や果物)を食べることで日常的にホウ酸塩を摂取しています。つまりホウ酸塩は人間にとっても必要な栄養素のひとつであるのです。そして摂りすぎた分は腎臓の働きによって尿と一緒に体外に排出されます。

これは腎臓を持っている哺乳類も同様です。しかし、腎臓を持たない昆虫や菌等の生物の場合にはそれができません。ホウ酸塩は体内に蓄積され、いずれはエネルギー代謝が止まって死んでしまいます。これは代謝という生命維持の基本的過程に作用するので、白アリが抵抗力を獲得することもありません。

では、人間にとってホウ酸塩はどのくらい有毒性を持つのでしょう。ラットによる研究結果では、急性毒性は食塩と同等程度で、体重60kgの成人で換算するとおおよそ200gが生物学的な推定半数致死量です。

ホウ酸塩での防蟻処理は、『微生物を殺しながら、人体には悪影響のないホウ酸塩の性質』を利用したものです。

 

●アメリカではシェア90%!日本でも効果が期待されている

アメリカでは、イエシロアリ対策としてホウ酸塩処理が普及しています。特に、温暖な気候のハワイ州では温暖湿潤の気候を好む白アリの被害が深刻化しており、1980年代から木造住宅の構造材の防蟻処理が義務付けられています。現在では、防蟻処理のうち、ホウ酸塩処理が90%以上のシェアをしめています。また北米の土台の80%〜90%はホウ酸塩処理です。

ホウ酸塩は、米国環境保護庁(U.S.EPA)に認可されている数少ない木材保存材です。日本ではホウ酸塩処理は輸入ラワン材のヒラタキクイムシ対策に限定されていましたが、2008年2月、日本木材保存協会がホウ酸塩処理を優良木材保存剤として認定したのを機に、ホウ酸塩処理に対する期待が高まっています。

当初ホウ酸塩は水に弱く、日本の気候には適さないと言われてきましたが、現代の日本の住宅では防水対策もしっかりとなされ、土台や壁内部の木材が雨風にさらされることは通常ありえません。安心してホウ酸塩を利用できます。

ホウ酸塩は揮発・分解しない性質を持っており、長期的効果が期待できます。土台や壁内部は特に再施工が困難な部位ですので、短期間で効果が薄れてしまう薬剤よりも、効果が持続するホウ酸塩の方がおすすめです。注意点としては、ホウ酸塩は食毒性といい、摂取してはじめて効果が出てきますので、既にいる白アリを駆除するには不向きです。新築などでこれから白アリの侵入を防ぐ予防としての処理に適しています。

 

●0宣言の家では躯体まるごと

『0宣言の家』では躯体まるごと、つまり構造材全部にこの「ホウ酸塩」で防蟻処理を行うことを標準仕様としています。従来の一般的な防蟻処理のようなシックハウスの心配もない無機物「ホウ酸塩」は、素早く木材に浸透し害虫や菌による劣化から守り、揮発しないの

効果が持続し、空気も汚さないのでシックハウスの心配がありません。